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「秘密は守れるかと
聞いてるんだ」
……
「あんた…
もう一度、その人と会いたいのだろう?」
『それは…』
確かにもう一度
会いたい
でも…
そんな事が…
「その願い
叶えてやろうってんだ」
……嘘
『そんな事
出来るわけ…』
私が言うと
占い師はニヤリと笑い、手の平サイズの小瓶を取り出した
「出来るさ
これさえあれば」
……
─いきなり
生暖かい風が私を包んだ
にも関わらず
私はブルッと身震いした
「…試してみるかい」
『えっ…』
占い師は
小瓶を開けると傍にあった何かの死骸に液を垂らした
!!
その液が死骸にかかると
シュワシュワと煙が立ち上った
…こ、怖い
私は2、3歩
後退りした
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