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私は膝をつき
菊の花を見つめた
頭に蘇るのは
あの人の笑顔
あの人が笑顔で
私を見てる
何かを喋ってる
楽しそうに手を繋いで
あの人に微笑み返す私
未だに…
信じられない
もう二度と貴方に会えないなんて…
だって
記憶の中の貴方はこんなにもリアルなのに…
油断すると
貴方が死んだ事を忘れてしまう
そして改めて
貴方がいないんだって気付く
その度
胸が苦しくなる
…会いたい
貴方に会いたい
貴方に会えるなら
私は死んでもいい
そう思った
そしてさっきまで
死ぬつもりでいたんだ
でも…
何故だろう
何故戸惑うんだろう
何故
貴方に会えないって感じるんだろう…
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