第3話 TERROR/ドールの謎

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「ゲホッ…マズイ、あの金棒、あと2、3発喰らったら…」 『ワシの金棒の一撃は、まともに喰らえばただではすまんぞ…例え猫童でも!!』 「そりゃそうだろうな…あの大通ボコボコにしやがるし、線路の高架落としたのもこいつしかいない…」 『お前も、この商店街と共にこの金棒の餌食になれぃ!!』 渾身の一撃が商店街一帯を大きく揺らす。 小さめの地震に匹敵する程の揺れが、地を割り、店々を崩した。 一瞬にして、商店街は瓦礫の山と化した。 「畜生、やりやがった!!剛、ごめん…」 『目的は果たした、ワシは帰るぞ…ワハハハハ!!ワシに楯突こうなど10年早いわい!!出直してこい!!』 ドールは瓦礫の山から去っていった。 恭介も変身を解いた。 暫くして、逃げた剛が戻ってきた。 「商店街が…崩れとる…!!おい、古谷!?大丈夫か!?何でこないな所にいるんや!?」 「…この商店街に買い物に来たら、あの怪物に襲われてさ…」 自分がテイルだということを知られないように恭介は嘘をついた。 「ヤバイ怪我はしてへんみたいやな、ホンマに良かった」 「剛、この商店街で何してたんだ?買い物か?」 「いや、俺の親父が八百屋やってるんや。それで、その手伝い。したら、怪物に商店街丸ごと潰されたっちゅうこっちゃ」 「そっか…あ、もう大丈夫、俺行かなきゃいけないとこがあるんだ!じゃな、剛!!」 「おぅ…じゃな!!」 剛と別れ、恭介はあるところに向かった。 頭に浮かんだ1つの仮説を、確かめるために… -To be continued-
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