出会い

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衛「憲~母さんは?」 衛は、外で遊んだのか、額から汗が噴き出している。 憲「母さんなら買い物行ったよ。もう帰ってくんじゃねーか?」 衛「そっか…」 …………… 少しの間沈黙が続く… チッ…チッ… 時計の針の音が部屋に響き渡る… 衛「なあ…憲…」 最初に沈黙を破ったのは、衛だった。 憲「なに?」 すると、憲も口を開く。 衛「お前、高校どこ行くの?」 そう、2人共現在中学3年生。 いわゆる、受験生というやつだ。 憲「高校…か。別にこれといったこだわりはないけど、出来ればまともに野球が出来るとこがいいかな…?」 衛「やっぱ、憲も高校行っても野球、続けんだな…」 憲「衛は、続けねーのか?」 衛「もちろん、続けるさ……でも、どの高校に入るかを迷ってるんだ…」 憲「確か衛、お前宛てに海港高校から、スカウト来てたろ?あれは、どうすんだよ?」
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