とある日の、ある出来事…

5/5
前へ
/5ページ
次へ
「はぅぅ」 それはクラス発表を見にきた人々に、今にも押し潰されそうになっている。すんげーカワイイ娘だった。 身長は150cmぐらいで、つぶらな瞳でまるで、リスっぽかった、髪の色は黒で、髪型はショートカットだ。 そんなことを考えていると、体が自然に動いていて、気がついたらその娘を人混みから救出していたのだ。 「おい、大丈夫か?」 コクコク その娘は静かにうなずいた。 そして… 「あ…あ…ありがと…」 これが、その娘の声を初めて聞いた瞬間だった。透き通るような、いい声… 「どういたしまして、ところで君、新入生?」 コク なにか言ってほしいものだ… 「そうか、よかったら案内してやるよ、この学校広いからさ」 コクコク っと目をキラキラさせているから頼むってことなのかな?まぁいいか。 「ところで君名前は?」 「…岸本梨花子」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加