act.18 終焉

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そしてアブホースは、納豆屋達に目を付ける。納豆屋達は、少しだけ構えを取る。 「来るぞ、人間のアブホースを一口で食いやがった化け物だ」 「あれは、野放しにできんな」 「どっちにせよ、真冬を助ける為ならなんてことない障害だな」 納豆屋はワラを握り、十露盤屋は足に十露盤を装着し、磁石屋は丸腰のままアブホースに向かって行く。 まずは磁石屋から、磁力で押してみるがビクともしない。 「やっぱり武器がいるか」 磁石屋は、小さなマグネットボールをたくさんばらまく。アブホースはそれら全てを無数の触手で弾く。 「いっ!? うそだろ!!」 「隙を見せるな食われたいか!?」 十露盤屋が、ローラーのように十露盤を使い加速してから、磁石屋に伸びる触手を回し蹴りする。 「サンキュ!」 「礼はいらん」 そして二人の間をすり抜けて納豆屋がアブホースにワラを叩きつける。がしかし、ワラは沼に沈むようにアブホースの中に吸収される。納豆屋は慌てて手を離す。 「本体に物理攻撃はきかんらしいな」
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