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俺の家庭は父・母そして弟の4人暮らしだ。
でも父は会社の都合でずっと海外に行って帰ってこないし、母はそれを良い理由に家にいろんな男を呼んでは一緒に寝ている…そのせいで弟はグレて毎日喧嘩ばかりしている。
そんなわけで俺は普通の生活をしたいわけだ。
そのために全寮制の学校に来たのに…なんなんだこの学校は…
入学式から数日たった今、俺はと言うと…
「はい、32秒遅刻~」
パシりやってます。
「てめー足遅せーんだよ~」と北村は言った。
「ごめん。てか二百円足りなかったん…」
「あぁ!?なんか言ったかよ?」と北村は言い、俺のみぞおちに蹴りを放つ。
「うっ…いや、なんでもない。」
正直つれー。
夜になり寮に戻ると…
「おい!!笹本!!」
またあいつか…
「なに?」
「のど乾いたジュース買ってこいや~」
俺は「なにがいい?」と人数分のジュースを確認する。
チャリンチャリン…ピ…ガコンっ×3
俺はダッシュで北村の部屋に向かい「はい」と言って北村を含む三人にジュースを渡す。
「遅せーんだよお前~このタコすが!!」
俺はそんな言葉に耳を傾けず部屋を出て行こうとしたら…
「おい!!笹本~お前の母ちゃん不倫してるらしいじゃねーかよ~それでお前この学校に入れられたんだろ!?お前~邪魔者じゃねーかよ」
「いや、そんなこと…」
「しかも、お前の父ーちゃん金持ちで海外飛び回ってんだろ?お前の父ーちゃんは金かけて不倫してんのかよ?毎日パツキンの女と良いな~俺も連れてってほしいぜ」
「ギャハハハハ」
ブチっ。
その時俺の中でなにかが崩れさった。
俺は気付くと近くにあった金属バットで一番近くにいた奴の頭を叩く。
そしてそのままの勢いでもう一人の腕を折る。
「ちょ、待てよ、なにしてんの?落ち着けよ」
そんな北村の言葉など聞こえるはずもなくバットで北村の足を折る。
「ぐあぁぁ。」
その場にうずくまる北村を見下し、「もう我慢できねー邪魔者なら邪魔者らしくこのunrealで生きぬいてやんよ。」と言い放ち、うずくまっている北村の後頭部をめがけてかかと落としを放った。
動かなくなった北村を一瞥し部屋を出た。
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