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暫し沈黙。
妙な噂とは思えないと言うのが、口をなかなか開かせない。
が、現在開店中。
「とりあえず、気を持ち直して。種島さんは二階のバトルコーナーを見てきてくれないか?」
言えば早く、種島もバイト中だというのを再確認した様子でアネモネを引き連れて二階へと消えて行った。
残された律とバレッタは思案顔を見合わせる。
「どうするのさ?確実じゃないにしろ、客足が遠退く理由がオーナー以外にもあるっぽいよ」
「こんないい店主のどこに問題があるのかは理解できないが……確かめる必要があるな」
と、二人で頭を捻り始めてからすぐに、律の携帯電話が小刻みに震えはじめた。
見れば、綺麗な容姿とは裏腹な意地の悪い性格の友人の名前がディスプレイに表示されていた。
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