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「何勝した……」
「7戦全勝です」
これはまずい……。律は頭の片隅が痛むのを感じながら人差し指をひらひら漂わせた。
もちろん意味は無い。
「おい店員!!てめぇ本当に変なことしてねぇんだな!?」
とそこに、彼女。
フラットと文字がプリントされたエプロンに掴みかかると声を荒げた。
「してません。そして私は店長です」
そう答えるとよりいっそう彼女の目つきに力が入る。
「なら今から私の相棒、エリューニスとタイマンだ!!」
「え゙」
「それならこの箱が悪いわけじゃないって証明できんだろ?」
それはつまり律になら勝てるということだ。
意味を理解したバレッタは口の端を吊り上げた。
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