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「……っ、何が悪いの?エリューニスは移動力とパワーが持ち味なのはわかってるつもりなのに!」 「だからって、開始直後から武装変形する必要はないし、フィールドだってもっと遮蔽物のある方がいい」 もう一つは相手が赤坂 森太郎というところだが、割愛して続ける。 「ハイスピードトライク型のアークは遠距離と至近距離を瞬間的に移動するのが特徴だ」 「じ、じゃあ……銃撃で目眩ましした隙に」 「武装変形して突撃、可能な話だよ……まぁ、赤坂くんに通用するかどうかはわからないけれど」 疑問符を浮かべる雹に続きは後日、とまくし立てついでに菫も帰路に着かせた。 それを好機とみた森太郎が喜んで女子二人を送ってくれることに感謝しながら、律は店の玄関をロックした。 「今日もお疲れ様」 「そっちも健闘お疲れ様」 最後にバレッタと言葉を交わして、3階にある自宅へと向かった。 .
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