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暗く、闇に満たされた部屋。
そこに置いてある巨大なテレビからHHK局からニュース………淡々としたアナウンサーの声が流れている。
いまはどこの放送局も「この事件」についてひっきりなしに臨時ニュースとして放送している。
それは当然の事だろう。
世界の五大国の一角、中国が崩壊したのだから。
「ククク……………」
部屋に彼の笑い声が響く……
「これはまだ始まりだ………。
始まりなんだよ」
彼は机に置いてあるテレビのリモコンを手に取り電源ボタンを静かに押した。
そして携帯電源を取り出し電話をかけた。
「………。
私だ。
………、結果には満足している。
では次のゲームだ。
ゲームステージは………私の故郷、日本だ」
そう言葉を切ると、彼は携帯電源を閉じた。
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