プロローグ

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文化祭も終わり、ハルヒも少し大人しくなった今日この頃。 ハルヒが大人しいということは 何かが怒る予兆であり、 ハルヒが何やら騒いでいるというのも ややこしいことが起こっているというサインなのだ どちらにしても 落ち着きのないヤツである 「暇ですね~」 古泉がいつもと同じにこやかなハンサムスタイルで 話しかけてきた 「俺にとって“暇”だってことはかけがえのない財産なんだよ 古泉、また下手なことをしてハルヒを騒がすなよ」 「おや、僕にとっては涼宮さんは起こす行動はユーモラスに富んでいますよ。……もちろん、閉鎖空間以外ですが。 それに僕らは何一つ下手な行動はしていません。 ただ、涼宮さんを楽しませようと………「それが下手な行動っていうんだ、古泉」 「ほぅ、そうですか。悲しいですね」 そして、古泉が将棋板に目を向けた時、 事件は起こった。 「ちょっと!!大変よ、みんな!!」 ハルヒが勢いよく、部室の扉を開けた 「す…涼宮さん、大変って?」 朝比奈さんが可愛らしい声で尋ねる 「一刻を争う事態なのよ!!」 そうかい。 「みんな、この学校に新設された“OSB”っていう部活は知ってる?」 「……確か、聞いたことがあるだけですけど…… 1年下の優等生がお悩み相談的な部活を作ったとは、耳に入っています」
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