プロローグ

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「…好きです…。」 「え?今なんて?」 「好きです❤」 「…俺も好きです‼」 2年思い続けた女の子からの突然の告白。 気持ちが舞い上がる。 …… ……… …………… 「ぉ・ょ・」 「ぉ・ょぅ」 「おはよう!」 母親の声で目が覚める。 (またこの夢か…。嫌な夢だよまったく…。) 俺がたまに見る夢。 実際、あまり好きな夢とは言えない…。 「あんた今日入学式だよ!早く起きなさい!」 窓を開けながら言う母親。 「…何時?」 「もう7時よ!早く準備しなさい!」 「やば!飯いらねーから!」 そう言うと洗面所に行き、服を着替え急いで学校に向かう。 これから始まる物語の序章の日が幕をあけた。
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