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頭…痛い。 何か身体重いし。 でも心地良い重さだな。 それに温かい。 優しく包まれているような。まるで大事な物を守るように優しく…でも力強い、そんな感じ…。 「………」 瞼がゆっくりと上がった。二、三度の瞬きと、 「……」 思考回路の停止。 目の前に、筋肉質な硬い胸がある。その中にすっぽりと私の頭は収まっており、静かな寝息と共に聞こえる心臓の音。 え?何? アンタ誰? つーか、ココ何処よ!? 今、何時? 私は誰!!? やっと修復した思考回路は次々と疑問を投げ掛けては最終的に混乱し、意味のないものとなっていた。 て言うか、腕!!腕が邪魔で動けない!!!! うーっと唸りながら身体を上下左右に動かすと、相手が寝返りをうったその隙に布団から身を出す事が出来た。 しかし、 「寒ッッ!!!!!」
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