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『触れたくなる唇…』 唇がやっと離れて、若干呼吸困難になりかけていた私は、大袈裟に酸素を取り込むと、また叶多の顔が近付いてくる。 「い、息出来ないから、無理」 「だったら俺も無理」 私の抵抗なんて、本当に些細なものなのだろう。叶多にとったらこの行動も可愛いと思っているのだろうか。 手遅れだって思う。 自分で思っている以上に私は恋愛体質なのかもしれない。
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