おまけ5…シアワセ

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「叶多って人を好きになった事ないでしょ」 その質問に思わず笑ってしまった。 脚を左右に大きく広げて自分を受け入れている状況だというのに、一体何を諭そうとしているのだろうか。理解に苦しむ。 「ねぇ、彼氏になってよ。本気で叶多が好きなの」 悟りを拓いたと思えば次にはこの言葉。 吐き気がする。 吐き気がするからこそ、送る律動を強め、そいつを黙らせた。 耳に入るは荒々しい息遣いと喘ぎ声。この行為に対する吐き気と、それに反して快感を貪る身体はとても曖昧で好きだった。 心と身体は別ものなのだと改めて実感する。
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