序章

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―彼女の身体はもう『物体』そのものに変わってしまっていた。 「―嘘だろ…」 今朝彼女の笑顔を見たばかりだった。 今見ている『物体』 が彼女と合致することが出来ない。 「―嘘だろ…なあ、春菜。返事しろよ?」 触れると、まだ温かい。 「目を開けろよ、春菜、春菜!!」
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