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あたしがまだ四歳の頃、
両親と行った遊園地の帰り道で、
事故に遭った…。
あたしたち家族が乗った普通の乗用車に対して、相手側は大型のトラック。
原因は相手側の居眠り運転…。
あまりの衝撃に一瞬気を失ったものの、後部座席に乗っていたあたしは、
奇跡的にかすり傷と打撲ですんだ。
しかし、次に気がついたときの目の前の光景に、
驚愕した…。
頭から…体から…血を流し、気絶している両親。
「パパっ!ママっ!」
どれだけ泣いても、叫んでも、あたしの声に両親は答えなかった…。
そしてこの日…あたしは大好きだった両親を永遠に…
…失った。
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