ギャップ萌え対決

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1、子供じゃない彼 「…先輩はこっち。」腕を引っ張られたかと思ったら、車道側を歩いてくれるリョーマ。 子ども子ども子どもって、… 先輩は最近そればっかりだ。 「やけにご機嫌っすね」 帰り道、もう聞いてくださいって程笑顔で隣を歩くマネージャーの先輩。俺が聞けば先輩は 待ってました と言わんばかり。 「それがさぁ、今日手塚くんに 最近可愛くなったな って言われちゃったの!」 もう幸せすぎるっ!なんてバカみたいに喜んでる先輩を見てたら腹がたってきた。 「先輩って部長のこと好きっすよねー」 「そりゃあ!手塚くんには大人の魅力って言うか…まぁ子どものリョーマにはまだ分からなくていいことなんだけどね!」 また、子ども。 先輩は俺がため息をついたことすら気付かないぐらい喜んでいる。 近くを車が走ってるなんて気付いてない。 「…先輩はこっち。」 俺は車道側にいる先輩の腕を引っ張って、場所を交換する。…だって車道側歩かせて事故るのも車が可哀想だしね。 「えっ、あ…ありがと」 先輩は我に返ったように俺を見る。 あぁ、…良い言い訳を思いついた。 そっと先輩にキスをする。 案の定驚く先輩に俺は小さく笑う。 「子どもなんで理性効かなかったっす」 まだ子どもなんで。 俺だって少しは大人になったんだよ? - END -  
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