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死傷者数の報告は時を刻む毎に増えているが、それは爆破の直接被害だけではない。
但し、防衛庁と警視庁の合同部隊は着々と成果を挙げていた。
都内で50部隊が編成され、過激集団とおぼしき者の逮捕に地道を上げた成果と言える。
しかし、テロリスト側の抵抗も激しく、火力も格段に高かったため多数の射殺者を出しており、都内の方々で市街戦の様相を呈していた。
ただし、射殺したのは全て自衛隊員であり、警視庁上層部における見解は、機動隊およびSATでは即座に射殺する訓練は受けていないからだと思われた。
対する自衛隊員の通称「ハチキュウ」と呼ばれる89式5.56mm小銃の発砲頻度が格段に上回っている。
自衛隊の小隊長は堅牢なケースに囲われたタッチパッドを操作しながら支持を出していた。
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