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天窓から床に伸びて顔に射した陽が、10時を過ぎたと告げていた。
Budweiserを飲み干した後で須賀は少しグッタリとしていたが立ち上がって歩くと、高い天井の途中で横にむき出しになっている鉄骨に向けて飛び上がる。
そこには体操競技に使われる吊り輪が取り付けられていて、須賀は10分程十字懸垂や逆さ十字を繰り返した。
しなやかなカーボン繊維を連想させる筋肉が見る角度によって鋼の造形を形作る。
終わって猫の様に音も無く降りると汗が滴った。
以前はロフトがあったのであろうか?天井までは5.5mの高さがある。
鉄骨の梁からもそれは伺えた。
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