動乱

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器に乗った果実を見て、 君は綺麗に笑った。 ああ、今にも「それ」は 僕の心を折らせてしまいそう。 寂しがりの僕だから、 君に無理言ってでも傍に居てもらうんだ。 甘いね、僕はまだ甘いまま。 時間の中で迷子になろうか。 永遠にお互い会わないように、 違う時間を生きてみようか。 「それら」は萎んでしまった。
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