嗚咽

2/2
前へ
/96ページ
次へ
誰かを待っていたんです。 ちょうど、つい先程まで。 考えの矛盾は僕を急かして、 「あーあ」と溜息吐いた。 どうせ僕は躍らされてる人間なんだろう。 僕と君の間に、乗り越えられない線が残る。 なんでこうなっちゃうかな。 誰かを待っていたんです。 食事を取ったら忘れました。 今まで誰に期待してたんだろう。 感傷に入り浸るのは良くないらしいけど、 これじゃあもう、止まらないよ。 どうせ僕は、で終わる人間なんだろう。 僕と君の間に、伝わらない温度が残る。 なんでこうなっちゃうかな。 いつになったら終わるのかな。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加