女の勇者誕生……?

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「いや、それよりも若くて可愛い娘の方が……有効かなーって思って」 ぽかーんと間抜けに口をだらし無く開けておじぃは言う。 「何その考え方っ!?」 そんなおじぃの言う理由が実にくだらなくてルルはがっくりとうなだれる。 そんなことで私が魔王の所に行くなんて…… もうこんなの嫌!!! 「おじぃ!!」 「仕方がないのじゃ。ワシも可愛い孫を手放すのは悲しい」 机を叩いて訴えるも、おいおいと泣くおじぃ。 嘘泣きだ。絶対嘘泣きだ。 皺くちゃで老いた両手を顔の前にかざしてるだけなのだ。 懲りずにその行為を続けるばかりで全然、ルルの話に聞く耳を持とうとしない。 ボケ詐欺だ! と、ルルは思ってしまう。 「ていうか」  
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