第一章

36/38
前へ
/55ページ
次へ
「ふう……こんなもんかな」 家に着いたガイは早速旅の支度に取り掛かった。 「歯ブラシ、コップ、タオルに砥石……よし、忘れ物は何も無いな」 そして、自分が十七年間世話になった、自分の家を見渡す。 「いろいろこの家にも世話になったし……掃除ぐらいして行くか」 ガイは家の中を掃除し始めた。といっても、窓と床を簡易的に拭くだけだったが…… 旅の支度をし、家も掃除して、ついにガイが旅に出る時が来た。 「……行くか」 そう言って荷物を持ち、家のドアを開け外に出る。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加