第一章

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「やっと出て来たか」 「遅いじゃないの。何してたのよ?」 ドアを開けると、そこにはミロクとハルナが立っていた。 ハルナは出会った時と同じだが、ミロクは何やらでかい荷物を背負っている。 「二人ともどうして……?見送り……って訳じゃないよな?」 ミロクの荷物を見ながら二人に尋ねる。 「もちろん。僕もお前の旅について行くのさ。王様と班長には既に許可をもらっている」 「私はあんたを一回ギルドに連れて行かないといけないからね」 「そっか……二人とも、ありがとう。そして、これからよろしく」 「あぁ、こちらこそ」 「うん、よろしく」 二人と握手を交わし、深く深呼吸して、言った。 「さぁ、行こうぜ!俺等の世界を救う旅に!」 「あぁ!」 「うん!」 そして、ガイ達三人は、西の首都レイモンを後にするのだった。
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