第二章

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「そんなキレられても困る。仲間を呼ぶのはこいつらの習性なんだから仕方ないだろ」 「い、いくら仲間呼ぶっつても……はぁ……はぁ……これは呼びすぎだろ!つかお前等、よく疲れねぇな!」 ガイの言う通り、ミロクとハルナの二人は全く疲れた様子がない。ガイは汗だくであるのにも関わらず、だ。しかし…… 「武器の重さの違いじゃないか?」 「武器の種類の違いじゃない?」 「うっ……」 まったくの正論を返され、言葉につまる。 確かに、ミロクはレイピアとナイフの二刀流とはいえ、ガイの剣よりは軽いはずだし、ハルナは武器が銃のため、ガイよりも動くことがない。ガイよりも疲れないのは当たり前かもしれない。汗一つかいてないのはどうかと思うが……。 「しかし、これ以上長引くのは体力の無駄だな……おい、女」 「だから、ハルナだって言ってるでしょ!」
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