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「そういうことね……。確かに、それは私が悪かったわ。ごめんなさい……」
ガイから事情を聞いたハルナは、自分に非があると分かり、謝る。
「いや、今のは僕も悪かった……」
ミロクも八つ当たりしてしまったことを謝った。
「実際の年齢は同じでも、精神的に大人な僕があんなことで怒ってしまった。次からは気をつけるようにする」
「……それって、私が精神的に子供って事?」
「そう言ったつもりだが?」
「なんですってー!」
謝ったが、ミロクの余計な一言で再びケンカが始まる。
この二人、旅を始めてからこの二日間、ことあるごとにケンカをしていた。
最初の方はガイも止めに入っていたのだが、今では面倒くさくなったのか、止めに入らなくなった。
「お前等いい加減にしてくれよ……。もう出口見えてんだから、ケンカは止めて早く出ようぜ」
しかし、今回はさすがに止めに入る。早くこの森を出たいのは、ガイも同じだからだ。
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