第一章 リリ 超受け身の女

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それは初めて必修以外の授業に出席した時やった… 時限はたしか四時限目で、その日最後の授業だった… 彼女は大教室の殆ど後ろの席に座っていた… どことなく物憂げな雰囲気… 化粧は殆どしてないのに、その肌は透き通るように白かった… 俺は彼女のニ三列斜め前に座っていた… 迂闊にも、俺は彼女に見とれてしまった… すると、 授業に一緒に出ていた四回生の先輩が教えてくれた… 彼女は茶道部の三回生でリリさん… 俺は授業もそっちのけで、席を移動し、彼女の隣に座った… 彼女は俺に驚き、戸惑っていた… 俺は彼女の警戒心を解くために全頭脳を集中させた… その効あって… 授業後クレープ屋に行く事になった…
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