Prologue

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13歳の1月、僕は初めて猫を拾った。 場所は僕の家の玄関先。明るい茶色の毛の小さな猫が鳴いていた。 僕は急いでお皿に牛乳を入れて子猫の前に置いた。 最初は警戒していたが、お腹が減っていたらしく口をつけるとすぐ飲み始めた。 それからこの猫を飼う事に決めた。 両親は快く許可してくれた。 名前はハツハ。 始めて拾った猫で耳に少し葉っぱ見たいな模様があったから初葉<ハツハ>。 とても大人しい猫で、何故かお辞儀の様に頭を下げる事があったのでとても礼儀正しい猫と思っていた。 それが始めの1匹だった。 これから拾う12匹の猫の最初の1匹だった。
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