Prologue
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一年が過ぎ、親は猫を捨てていきなさいと言われた。 何でと聞いても、ただ捨てていきなさいと言われ続けた。 この家を離れる時、僕はハツハを玄関先に置いて行った。 ハツハは小さく鳴き、僕の方をじっと眺めていた。 僕はそのまま車に乗り、車は発進した。 僕は車内で泣いていた。 とても悲しかった。 いつも一緒にいた猫と離れる。それだけで胸が痛くなる事を知った。 あれから5年が経った……………
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