Prologue

3/3
前へ
/6ページ
次へ
一年が過ぎ、親は猫を捨てていきなさいと言われた。 何でと聞いても、ただ捨てていきなさいと言われ続けた。 この家を離れる時、僕はハツハを玄関先に置いて行った。 ハツハは小さく鳴き、僕の方をじっと眺めていた。 僕はそのまま車に乗り、車は発進した。 僕は車内で泣いていた。 とても悲しかった。 いつも一緒にいた猫と離れる。それだけで胸が痛くなる事を知った。 あれから5年が経った……………
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加