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名前もしらない。
ただ、いつも席が
隣なだけ。
田舎のせいか、
こんな朝だと言うのに
乗客は、
俺と、隣のちびとあと、
サラリーマンがちらほら
女子高生がちらほらくらい。
まぁ、いつもと変わらない
毎日だった。
─…とす。
ん?肩に重みが…、
肩に視線をむけると
案の定、少女漫画みたいに俺の肩にのる、小さな頭。
藤「あのぉ~…、」
「むにゃ…っ」
いや、むにゃじゃなくてさ、
てか、駅。着いたよ
俺降りなきゃだけど、
藤「………」
なんだか、起こすのも
可哀想で彼が降りる駅までこのままにすることにした。
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