┣0┫偽りのエピローグ

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 だけど、それも今日で終わり。  私の目の前にいる女……そう、赤の女王さえ殺せば、全てが終わる。  赤の女王を殺して、この世界と現実を繋がらせる。  終わりの宮殿を破壊すれば、全ての因果は繋がるんだ……。  荒くなった息を整えながら、私は赤の女王の背後に忍び寄る。  額から汗が流れる。  その時、赤の女王が振り向き、私に言ってきた。 「油断していたわね、赤の王も……でも、これでスッキリした、ありがと」  赤の女王は、その大人びた顔で少し笑ってみせた。  そして、私に向かって歩みだした。
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