プロローグ~俺が人間だった頃~

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少女の強さは圧倒的だった。 少女に襲いかかろうとしたゾンビは即一刀両断。 「さすがにこんなあっさりクリアしていいのか?」 っと思ってしまうほどあっけなくゾンビは少女の刀によって分離してしまう。 しかし、そんな少女の刀は新品の様で、ゾンビの肉片や血すら付いていなかった。 不思議そうに刀を見つめる光樹に対し、少女は 「そんなにこの刀が好きならこの刀で斬り殺してあげるよ?」 と、笑顔で話し掛けてきた。 「け、けけ結構ですっ!!!」 その少女の笑顔は、ゾンビに襲われた時より恐ろしい物であった。
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