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「フゥ……。」
紗和は、いつも英士と歩いていた散歩道をゆっくりと1人で歩いた。
「良い風…♪」
気持ち良さそうに言った。
「もうすぐ春だよ。英ちゃん♪」
紗和は空を見上げニッコリと笑った。
「私はとっても元気です♪英ちゃんの分まで、精一杯生きるからね。」
紗和は背伸びをし、深呼吸をして病院に戻って行った。
―END―
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