―出会い―

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初めて君に会ったあの日を今でも覚えてる。 おばさんの裏に隠れながら恥ずかしそうに僕を見つめていた目。 泣き虫で、頑固で、意地っ張り。でも笑う時、すごく輝いてた。 いつも僕の後ろをくっついて遊んでた。 僕は8才で6才の君にプロポーズされてしまった。 あの時、本当にお嫁さんにしたいって、思った。 あの日、君が無邪気に笑った顔を覚えている。 僕の大切な初恋。 僕の一番幸せだった時間。
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