指切り

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バタバタバタ。 紗和は英士の居る部屋へと階段を駆け上がった。 「英ちゃん!!おたんじょうびおめでと~!!」 英士の部屋のドアをバンッと開くと同時に叫んだ。 「紗和ちゃん!!わざわざありがとう。」 英士が優しく微笑んだ。 紗和は、さらに嬉しそぅな顔をして英士にかけよった。 「ママがね!!英ちゃんにってレモンパイつくったんだよ!!紗和も、おてつだいしたの!!」 英士は紗和の親が作るレモンパイが好きだった。 「ありがとう。紗和ちゃんも一緒にたべよう?」 「うん!!」 英士は美味しそうに食べる紗和を見て、嬉しそうに笑った。
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