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「おおきくなったら必ず紗和に会いに来る。」
「…会いに……?」
英士は不安そうに聞く紗和に優しく微笑んで頷いた。
「しばらく会えなくなっちゃうけれど、いつか必ず戻って来るよ。紗和に会いに来る。」
「ぜったい?」
「もちろん!!絶対だよ。」
英士は真剣な目をして言った。
紗和は、微かに震える小指を英士に出した。
ギュッ
「約束。」
大好きな英ちゃんが行ってしまった。
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