指切り

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紗和ちゃんに何て言おう…。 英士は紗和との待ち合わせでずっと考えていた。 息を切らし、目に涙を溜めて来た紗和を見て、覚悟していたハズの寂しがドッとこみ上げてきた。 思えば、引っ越して来て、嬉しい時、楽しい時、困った時、いつも紗和ちゃんと一緒だった。 「おおきくなったら必ず紗和に会いに来るよ。」 絶対、会いに来るから。 待ってて?紗和。 「約束。」
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