プロローグ

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「そんな不安そうな顔をするな。ただ何をするかは忘れたが、確実に捨てるとかそうゆう事ではないから安心しろ」 その言葉でダグラスは安心したらしく、今まで緊張し続けていた疲れがでたようで、すごくだるそうだった。 「その事は今夜にでも調べておくから二人は休みなさい」 「うん。行くよエル」 ダグラスに軽く揺すられてやっとエルザは意識が戻ってきた。 「え!?わ、私も相手がダグラスなら喜んでうけるわよ」 突然そんなことを言うエルザに一瞬の間ができ、 「……はい?」 やっと出てきた言葉はそんなものだった。 「だ、だから!…その……ぷ、プロポーズのことょ………」 最初はダグラスが何の事を言っているのか理解してないことに対する怒りからか大きな声だったが、最後にはぎりぎり聞き取れるか、聞き取れないかぐらいだった。
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