プロローグ

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「そうだな。もう戻っていいぞ夕飯まで二人でゆっくりしてくるといい」 「そうするよ。またあとで」 その言葉を最後にダグラスは訓練所から出ていった。 「お待たせエル」 部屋に戻るとまずそう言った。 ちなみに昨日までは部屋が別だったが昨日ダグラスがプロポーズ(?)をしてからは同じへやだ。 「何してたの?」 「魔力を制御するための特訓だよ」 「そっかぁ。ま、ダグラスは多すぎるくらいだからね」 「うん。………ゴメン疲れたから眠るね」 「わかった。お休み」 エルザが返事をした頃にはダグラスは既にベッドに倒れ込んで寝ていた。 エルザはそんなダグラスを見てくすっと笑って、しょうがないなーといいながら体勢を直し、布団を掛けてあげた。 それからエルザはソファーに座り本を読みはじめた。
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