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ダグラスが観念したのをみてエルザは満足げにダグラスを解放した。
「あれはな……えーと、その………」
「早くいいなさいよ」
「……これでエルを守れるなって言ったんだよ」
そう言ったダグラスは顔を真っ赤に染めていた。
それを聞いたエルザも同じく真っ赤になっていたが、そんなことは気にせず一番気になったことを聞いた。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど何で?」
「んと……魔力の練り方を教えられた時に魔法を使う目的をはっきりさせておけば密度が上がるって言われて、それから考えてたんだ俺は魔法で何がしたいんだろうってな」
そこで一呼吸挟んで続けた、
「んで考えた結果一番大事なエルを守ろうってな」
言い終える頃には吹っ切れたのか、ダグラスはすっきりとした顔をしていて、赤みも引いていたが、エルザ逆に話が進むほど顔を赤くしていた。
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