453人が本棚に入れています
本棚に追加
その三日後のことだった。
夕方部屋で寛いでいると、礼央がやってきた。
「今日暇か」
と聞かれ、
「うん、まぁ」
と答えた。
「晃のじいちゃんが死んだ」
「……へぇ」
「飲みに行くから用意しろ」
「はっ?」
「いいから早く!」
「なんで…!?」
なんで晃のじいちゃんが死んで飲みに行くんだ?
「礼央っ!お前また、言葉が少ないんだよっ。」
よかった、真二郎がいた。
通訳してもらえる……。
「それじゃあ意味わかんねぇだろうが!」
うん、全然わかんねぇ……!
「……と、いうわけなんだ」
「うん、わかった。準備してくる」
真二郎の説明を聞いて納得し、俺は部屋へ戻った。
最初のコメントを投稿しよう!