火種(巻き髪二人組)

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その三日後のことだった。 夕方部屋で寛いでいると、礼央がやってきた。 「今日暇か」 と聞かれ、 「うん、まぁ」 と答えた。 「晃のじいちゃんが死んだ」 「……へぇ」 「飲みに行くから用意しろ」 「はっ?」 「いいから早く!」 「なんで…!?」 なんで晃のじいちゃんが死んで飲みに行くんだ? 「礼央っ!お前また、言葉が少ないんだよっ。」 よかった、真二郎がいた。 通訳してもらえる……。 「それじゃあ意味わかんねぇだろうが!」 うん、全然わかんねぇ……! 「……と、いうわけなんだ」 「うん、わかった。準備してくる」 真二郎の説明を聞いて納得し、俺は部屋へ戻った。
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