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兄は殺された
私がちょうど小学生になった時
入学式の時だって
兄は自分が入学でもするかのように喜んでいた
何をしても褒めてくれた
悪いことしても怒っては励ましてくれた
【そうだよな人間なんだからな】って
【おにぃばかだ-】
って私はいつも思っていた
そんな兄だけどだいすきだった
ある日
【おにぃ-行かないで】
私は怖い夢を見た
これが正夢になるとは思っていなかった
その日私はおにぃに
【いつもありがとう〓】
と言った
おにぃは
【かれんもありがとな】
これが最後の言葉だった
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