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その講座は3ヶ月で、医療事務とパソコン、簿記の基礎を習うものだった。
3ヶ月が過ぎ、PCの技能試験をひかえていたときだった。
彼氏といつものように電話で喋っていた。
「明後日俺休みだからカズヨんち行っていいー?」
「その次の日PCの試験だから勉強しなきゃ」
「あ、そっかー
がんばれ!」
そして電話を切る直前にも「がんばれ!」
その『がんばれ!』がカズヨには重かった。
自分が受けたくて受けるはずなのに、なぜ???
いつのまにか彼氏はカズヨにとってうざったい存在になりつつあった。
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