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普段平和なリン=クリスだから、僕の1日は畑仕事で始まり、畑仕事で終わる。
そうこの一年中雪に覆われたこの町でも畑があるのだ。
最近開発された農業で常に魔法の力を使って、ある一部分だけだがその場所の温度を調節できるのだ。
これは画期的なシステムでこんな雪で囲まれた地域でも農作物がとれるようになったし、どの地域でも一年中安定して収穫できる。
僕はそのお手伝いをしている。といっても雑用とかそんなだれにでもできる仕事ばっかりだ。
冒険者になりたてな頃いつも暇を持て余していた僕に仕事をしろって言ってくれたのは宿屋のおっちゃんだった。
「少しぐらいは身体動かしてないとなまっちまうぞ!!」そう言って畑仕事を紹介してくれた。
おかげでやることが出来て毎日充実している。冒険者としてではないけどね。
だから、今日も町のみんなに挨拶をしながら畑へ向かっていた。
そしたらとんでもないことが起こったんだ。
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