340人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな顔しても…可愛く、ない。」
無表情でそう言えば、彼は溜め息を吐いた
「わかってるよぉ、さっさと行けばぁ?」
この人ってば直ぐにむくれるんだから…。
「ん、行って来る」
布団からモゾモゾと出て
床に散らばっている制服を来てネクタイを首にかけた
「…深紅。ちゅうーっ」
ネクタイをしめていると
彼が甘い声を発してきた
その声に振り向けば彼が唇を突き出していた
その唇に軽くキスをして、俺は彼の家を出た
.
最初のコメントを投稿しよう!