1205人が本棚に入れています
本棚に追加
担任「おはよー!昨日は三万勝ったぜー!」
いきなりパチスロの話題をし始めたのが、二年二組の担任、パッちゃん。本名は、横浜 健治【よこはま けんじ】。パチスロ中毒。
「おおぉぉぉ…!」
教室が歓声に包まれた。
パッちゃん「はっはっは!今月は勝ちまくってんぜ!!
てな訳で、今日はすこぶる機嫌が上々なんで自習じゃ!!」
勝つといつも授業はやらず自習にするが、負けるとプリントをかなり沢山出してくる。
ちなみに数学教師。
この前は二週間で十万負けた腹癒せに、大学の入試を十年分解せやがった。
純「負けなくてよかったな」
純は美波の方を向いて言った。
美波「そだね。後で何か奢ってもらおうよ」
純「でもあいつ女子にしか奢らんがん」
純が不満そうに言った。
美波「純ちゃんにも奢らせるように言ったげる」美波はニッコリ微笑んで言った。
純「美波さいこー」
その後、美波が何をしたか知らないが、女子にしか奢らないパッちゃんが純にジュースを奢ってくれた。
何か鼻血出てた。
そんなこんなで昼放課。純は購買にパンを買いに行った。
純「んでよー、一平がよー、外人ともうヤッたっつーから驚きだよ」
純は隣を歩いている男に不満を漏らした。
「一平がねー…。お前なんて美波だけじゃん」
そう言って純をけなしたのは、純が北川に入って最初にできた友達である慎太郎。
通称チン太郎。
何故チン太郎かというと、フランス人が見たら思わず「アンビリーバボー」と英語を発してしまう程、素晴らしき一物を持っているからだ。
最初のコメントを投稿しよう!