ひったくリーマン

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石や空き缶など、よく地面に落ちている物は、投げられるとやっかいだ。石なんかは固いから、体のどこに当たっても痛い。それに、遠距離からでも当てれるという点から考えると、バットや鉄パイプよりも面倒な攻撃なのだ。 ヒュンッ ガッ! 膝に小石が当たる。 「はっはっはーっ!どうしたよ?」 石を投げてバカ笑いするオッサン。 純「………」 純は近くにあった小石を拾い、オッサンに投げ付けた。 ガツンッ! 見事に、石を投げようと腕を振り上げたオッサンの額に当たった。 「痛ぁーーっ!ぶっ殺す!!!」 自分がしてた事を、逆にされただけで殺すという発想に行き着くオッサンの発想力に、純は感服した。 純「来いよっ!カス!」 「はぁ!?誰がカスだっつーの!ざけんな!」 どこのギャルだよと言いたくなる発言をし、オッサンは前蹴りをした。 どぼぉっ!! オッサンの蹴りは、純のみぞおちに入った。 ガシッ 純は苦しそうな表情をしながらも、オッサンの足を掴んだ。 「!」 純は足払いをし、オッサンを倒した。 ハズだった。 オッサンは急に間合いを詰め、純の肩を掴んだ。 グジャァッ!! そして、頭突きした。 純「うごぉっ!」 純は思わずオッサンの足を離してしまった。 「終りだ」
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