1章 出会い

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ここは妖怪の山 そこは、河童達が住むと言われる川の近くでの事 「かっぱっぱ~♪かっぱっぱ~♪に~と~り~♪」 健気に鼻歌を歌っているのは河城にとり(かわしろにとり) 河童である丁度、人間の里で一仕事終え帰宅してる最中だった 「たんたたたん♪たんたたたん♪たんたたたたたんたんたん♪…ん?あれは…」 河城にとりは鼻歌を中断し、前の方をみる (あれって…もしかして、人間か!?何でこんな所に倒れて…はっ!いかんいかん、早く助けなきゃ!) 河城にとりはそこで倒れている人間?に近づき容態をしらべようとした (あれ…これは…) 河城にとりは奇妙な物を見つけた それは、黒い羽だった (人間の体に黒い羽…もしかしてこいつ…天狗か!?) 河城にとりは驚いたが直ぐにカバンから携帯端末を取りだし、連絡をとった 「あ!もしもし、文か?ここに1人天狗が倒れてるんだけど…うん、取り敢えず家に運ぼうと…え?わからない、でも、天狗の里では見かけた事はないなぁ……文?…うん、わかった、それじゃ切るね」 携帯端末を切った 「…よし!それじゃあ、家に運ぼう!」 今度はカバンからアームのような物を取りだし、その天狗を持ち上げる 「よし、かっぱっぱ~♪かっぱっぱ~♪に~と~り~♪」 河城にとりはそのまま、自分の家に向かっていった
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