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ここは妖怪の山
そこは、河童達が住むと言われる川の近くでの事
「かっぱっぱ~♪かっぱっぱ~♪に~と~り~♪」
健気に鼻歌を歌っているのは河城にとり(かわしろにとり)
河童である丁度、人間の里で一仕事終え帰宅してる最中だった
「たんたたたん♪たんたたたん♪たんたたたたたんたんたん♪…ん?あれは…」
河城にとりは鼻歌を中断し、前の方をみる
(あれって…もしかして、人間か!?何でこんな所に倒れて…はっ!いかんいかん、早く助けなきゃ!)
河城にとりはそこで倒れている人間?に近づき容態をしらべようとした
(あれ…これは…)
河城にとりは奇妙な物を見つけた
それは、黒い羽だった
(人間の体に黒い羽…もしかしてこいつ…天狗か!?)
河城にとりは驚いたが直ぐにカバンから携帯端末を取りだし、連絡をとった
「あ!もしもし、文か?ここに1人天狗が倒れてるんだけど…うん、取り敢えず家に運ぼうと…え?わからない、でも、天狗の里では見かけた事はないなぁ……文?…うん、わかった、それじゃ切るね」
携帯端末を切った
「…よし!それじゃあ、家に運ぼう!」
今度はカバンからアームのような物を取りだし、その天狗を持ち上げる
「よし、かっぱっぱ~♪かっぱっぱ~♪に~と~り~♪」
河城にとりはそのまま、自分の家に向かっていった
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